[1] 「継承者」という訳語を当てたアラビア語は「ハリーファ」で、語源的には文字通り「受け継ぐ者」。ここでは、地上の統治を世代から世代へと受け継いでいく人間のことを指す、とされる(ムヤッサル6頁参照)。一説には、アーダム*自身のこと(アル=クルトゥビー1:263参照)。
[1] このサジダ*は崇拝*行為としてのものではなく、アーダム*への挨拶と敬意を表明する種類のもの。尚イスラーム*において、この種のサジダ*は禁じられた(ムヤッサル457頁参照)。 [2] この出来事の詳細に関しては、高壁章11‐25、アル=ヒジュル章28‐42、夜の旅章61‐65、ター・ハー章116‐123、サード章71‐83なども参照。イブリース*の言い分については、高壁章8とその訳注を参照。
[1] アーダム*とその妻ハウワーゥ*が住んでいた楽園に関しては、それが永劫(えいごう)の天国であるという説と、地上の楽園であるという説がある(イブン・カスィール1:233参照)。 [2] この木の種類を特定する真正*な伝承は、皆無(かいむ)とされる(アッ=タバリー1:336‐340参照)。
[1] 預言者*・使徒*共に、アッラー*の教えの伝達においては無謬(むびゅう)である。大半の学者は、大罪*以外のその他の間違い・忘却などは、彼らにも起き得ることとしているが、彼らがそれを承認し続けることはない、としている(イブン・タイミーヤ「預言者的慣行の手法」1:470‐472参照)。 [2] 天命を迎えるまで、あるいは復活の日*まで、という意味(アル=クルトゥビー1:321参照)。