[1] 「ご先祖のやり方」とは、彼らの先祖の宗教、つまりシルク*のこと(アル=バガウィー1:198参照)。また、宗教に関することにおいて、使徒*でもない人間の行いは、その正当性を示す根拠とも、見本ともなり得ない(アッ=サァディー525頁参照)。
[1] 「聾」「唖」「盲人」については、アーヤ*18の訳注を参照。
[1] 「死肉」とは、屠殺(とさつ)を条件に食用が許される種類の生き物の内、イスラーム*法に則(のっと)った方法で屠殺されなかったもの。また、たとえ屠殺されたとしても、そもそもイスラーム*法で食用を許されていないもの。尚、水生生物は、この内には入らないとされる(アル=クルトゥビー2:217参照)。 [2]「血液」とは、流れる血のこと(家畜章145参照)。肝臓や脾臓(ひぞう)内のもの、肉の中に混じっている血液などは合法ということで、学者間の見解は一致している(前掲書、2:222参照)。 [3] アッラー*以外のために屠(ほふ)られたもの、という説もある(アッ=タバリー1:835‐836参照)。 [4] 「法を超えず、度を越さない限りにおいて」とは、合法なものを差しおいて非合法なものを望まず、やむを得ない場合でも必要以上にそれを摂取(せっしゅ)しないことである、と言われる(前掲書、1:837‐840参照)。
[1] 彼らがそのような懲罰に値したのは、アッラー*がその使徒*に真理と共に啓典を下され、しかも彼らがその事実を認知していたにも関わらず、それを否認したり隠蔽したりしていたからである(アッ=タバリー1:844‐845参照)。