[1] この「儀礼」は、文脈からみて、「ハッジ*の宗教儀礼」とも解釈されうるし、「宗教そのもの」「全ての崇拝行為」というように、もっと広い意味に解釈することも可能(アッ=サァディー66頁参照)。
[1] ここでの「英知」の解釈には、それが預言者*ムハンマド*のスンナ*であるとか、宗教的知識・理解などといった説がある(アッ=タバリー1:719参照)。 [2] シルク*や悪い品性から「清める」こと(ムヤッサル20頁参照)。 [3] この「使徒*」とは、使徒*ムハンマド*のこと(イブン・カスィール1:425参照)。彼は自分自身を、「イブラーヒーム*の祈り(の実現)」であり、「イーサー*の吉報(戦列章6頁参照)」である、と仰(おっしゃ)った(アフマド17163参照)。尚このことは、彼がアラブ人だけに対する預言者*であることを意味しない。高壁章158とその訳注も参照(イブン・カスィール1:442参照)。
[1] 「神」という訳語をあてたアラビア語は「イラーフ」であり、語源的には崇拝される全ての対象を指す(アッ=タバリー1:724参照)。