[1] アーヤ*229「(結婚関係から)解き放つ」の訳注を参照。 [2] このアーヤ*は、妻に離婚宣言してはイッダ*が完了する直前によりを戻す、ということを悪意をもって繰り返し、妻をいじめようとする者に関して下ったものと言われる(アッ=タバリー2:1301‐1303参照)。 [3] ここでの「御徴」は、アッラー*の教え一般のこと(アル=カースィミー3:608参照)。このアーヤ*は、妻に離婚宣告したり、奴隷*の解放を宣言したりした後、「冗談で言ったのだ」などと言う者に関して下ったとされる(アッ=タバリー2:1304参照)。預言者*ムハンマド*は、仰(おっしゃ)った。「本気で言っても実現し、冗談で言っても実現する三つのこと:結婚、離婚、復縁(ふくえん)」(アブー・ダーウード2194参照)。 [4] 「英知」については、アーヤ*129の訳注を参照。
[1] ここでの離婚は、三回未満のものに限る(ムヤッサル37頁参照)。 [2] アーヤ*229「あなた方」の訳注を参照。 [3] つまり、イスラーム*法と良識に則(のっと)った、よい形のこと(前掲書、同頁参照) [4] 妨害を受けることなく、元夫婦が再婚すること(ムヤッサル37頁参照)。
[1] アル=クルトゥビー*によれば、大半の解釈学者はこのアーヤ*の意味を、「母親は、父親を困らせるために授乳を拒(こば)んだり、授乳の報酬(ほうしゅう)を法外に吊り上げたりしてはならず、父親は、授乳を望む母親を拒んではならない」と解釈している(3:167参照)。 [2] 乳児に父親がおらず、かつ、その乳児が十分な財産を(相続などによって)有してない場合、乳児の相続人が父親の代わりに、その乳母に対して衣食の面倒を見る必要がある(アッ=サァディー104頁参照)。 [3] 授乳期間が終了する前に授乳した実母への代金と、その後授乳を引き継いだ乳母への代金のことであると言われる(ムヤッサル37頁参照)。