[1] 大多数の学者は、ここで言及されている「旅の途上」にあることは、「記録者が見つからない典型的状況」を示しているだけなのであり、担保は旅行中でなくとも入れることが可能である、という見解をとっている(イブン・アル・アラビー1:343参照)。 [2] 債務者が自分の義務を無視するようなことがあれば、その貸し借りの契約の証人は、自分の証言を隠してはならない(ムヤッサル49頁参照)。
[1] 現世で「自分自身の内に隠していた」罪深いことについての「清算」は、必ずしも懲罰を意味するわけではない。復活の日*、信仰者は現世での罪を見せられるが、アッラー*は、こう仰(おお)せられる。「われはそれを現世において、あなたのために隠しておいてやった。ゆえに今日、われはそれを赦してやろう」。しかし不信仰者*や偽信者*らは、その罪を証言する多くの証人(それが自分自身の肉体である可能性もある)の前に運びだされることになる(アル=ブハーリー2441、アッ=タバリー2:1648‐1650参照)。
[1] 婦人章150も参照。