[1] 遺言における「過ち」は意図しないもので、「罪」は故意のものであると言われる。このような場合、遺言の場に居合わせた者は遺言者に公正な遺言を勧める。しかし、もしそれが叶わなければ、遺言者の死後に相続人の取り分を、イスラーム*の相続法に沿った形で変更する(ムヤッサル28頁参照)。
[1] 老衰(ろうすい)した者や、快復(かいふく)の望みが薄い病人などは、ラマダーン月*の斎戒*の義務を免除されるが、その代償は毎日一人の貧者*に食べ物を提供することである(ムヤッサル28頁参照)。 [2] 貧者*への食べ物の提供において、義務の枠(わく)を超えた施(ほどこ)しをすること(前掲書、同頁参照)。 [3] 上記の理由により斎戒*の義務が免除される者でも、斎戒*することの方が望ましいということ(前掲書、同頁参照)。
[1] アッラー*のお導き、そして真理と虚妄(きょもう)との明白な判別についての、明らかな証拠のこと(前掲書、同頁参照)。 [2] ここでの「アッラー*の偉大さを称揚する」とは、ラマダーン月*が明けたイード*の日に唱えることを推奨されている、特定の称賛の言葉だとも言われる(ムヤッサル28頁参照)。
[1] アッラー*が命じられたことを行い、禁じられたことを避けること(前掲書、同頁参照)。