[1] 「連行する」と訳した語「アウラダ」には、そもそも「水場へと導く」という意味が含まれている。本来、喉の渇きを癒(いや)すために先導する者が、自分に従う者たちを、それとは逆の灼熱(しゃくねつ)へと導いている。という修辞的描写(アッ=ラーズィー6:394参照)。
[1] 「神々」に関しては、雌牛章133の訳注を参照。
[1] 「大きな呻き声と喘ぎ声」と訳した原語の解釈については、「胸から出す声と、喉から出す声」「ロバの鳴き声の最初の部分にあたるものと、最後の部分にあたるもの」「息を吐き出す音と、吸い込む音」など多説あるが、いずれにせよ悲しみや苦しみゆえの声である(アル=クルトゥビー9:98-99参照)。
[1] 「諸天と大地が続く限り」の解釈には、「永続性を表す単なるアラビア語的表現」「来世における諸天と大地のこと(イブラーヒーム*章48も参照)」といった説がある(アル=カースイミー9:3486参照)。 [2] 罪深いムスリム*が地獄で暫(しばら)く罰された後、アッラー*のご意思によって天国に入れられること(ムヤッサル233頁参照)。
[1] アーヤ*107の同様の表現についての訳注を参照。 [2] 罪深いムスリム*はまず地獄に入り、後にアッラー*のご意思によって天国に入れられること(前掲書、同頁参照)。