[1] マルヤム*がイーサー*を身ごもり、出産した時とその後の出来事については、マルヤム*章22以降を参照。
[1] この「御徴」とは、彼がアッラー*の使徒*であることを示す証拠のこと(ムヤッサル56頁参照)。 [2] あえて「ライ病」とい訳をあてた原語「アラブス」は、肌が白くなる皮膚(ひふ)病のほか、現在ハンセン病として知られている症状のことも指す。ユダヤ教徒*はこの病を非常に忌避(ひき)し、彼らを隔離(かくり)していた。そのような中、イーサー*がこの病を治すことは、当時のユダヤ教徒*にとって大きな奇跡を意味したのである(イブン・アーシュール3:251参照)。
[1] 「禁じられたものの一部」とは、ある種の食べ物のこと。一説に、それは脂肪(しぼう)や爪を有する生き物(家畜章143の訳注を参照)のように、本来トーラー*では禁じられていなかったにも関わらず、ユダヤ教徒*の罪ゆえに禁じられたもの(婦人章160参照)。あるいは、トーラー*が禁じていなかったにも関わらず、彼らの学者たちが勝手に禁じたもの(アル=クルトゥビー4:96参照)。金の装飾章63とその訳注も参照。 [2] アーヤ*49「御徴」の訳注を参照。
[1] 彼とその信徒を敵視した、ユダヤ教徒*たちのこと(アッ=タバリー3:1800参照)。 [2] 便宜上「弟子たち」という訳語をあてた原語「ハワーリーユーン」は、「純白」を意味する「ハワル」から派生したとされる。その名称の由来には、「彼らの意図の真摯(しんし)さと、内面の純粋さゆえ」「白い衣服を着ていたため」「衣服の漂白に携(たずさ)わる者たちであったため」といった諸説がある(アル=バイダーウィー2:44参照)。