[1] これは、不信仰者*らによる妨害や、または自分たちの弱さゆえに(マディーナ*へ)移住*できず、マッカ*に留まって抑圧され、試練を受けていた者たちのこと(アル=バイダーウィー2:218参照)。
[1] 「シャイターン*の盟友」とは、シャイターン*に従う、彼らと親密な不信仰者*のこと(ムヤッサル90頁参照)。雌牛章190、悔悟章36、巡礼*章39とそれらの訳注も参照。
[1] マッカ*時代、一部のムスリム*は不信仰者*たちの迫害に耐えかねて、彼らとの戦闘が許可されることを待ち望んでいた。また一説には、このアーヤ*はユダヤ教徒*の一派に関して下ったのだ、とも言われる(アッ=タバリー3:2413‐2415参照)。 [2] ここでの「人々」は、マッカ*のシルク*の徒である、と言われる(アル=バガウィー1:664参照)。 [3] 「糸くず」については、アーヤ*49の訳注を参照。
[1] 本来、善いことも災難も全てはアッラー*からのものだが、アッラー*への礼節として善いことだけがかれに帰せられ、災難は人間に帰せられている。というのも人間に起きる悪いことは、自分自身の罪ゆえ(相談章30参照)なのであり、その意味で災難は自分自身が原因であり、それを創造されるお方がアッラー*なのである(イブン・ジュザイ1:199参照)。