[1] 「それ」とは、アッラー*がジン*と人間に使徒*を遣わされ、啓典を下されたことで、彼らが後に自分たちの不信仰を言い訳できないようにされたこと(ムヤッサル145頁参照)。 [2] 「無頓着な状態」とは、イスラーム*の教えが伝わっていない状態のこと(イブン・カスィール3:341参照)。関連するアーヤ*として、婦人章165、家畜章155-157、夜の旅章15、ター・ハー章134、詩人たち章208、創成者*章24も参照。 [3] この「不正*」とは、シルク*を始めとする全ての罪のこととされる。尚、「あなたの主*が不当にも、その住民が無頓着な状態にある時、町々を滅ぼされないことがないためである」という解釈の仕方もある(前掲書、同頁参照)。
[1] つまり、彼らよりもアッラー*に従順(じゅうじゅん)で善い民のこと(アル=バガウィー2:161参照)。
[1] 「世の(善き)結末」とは、現世と来世における善い結末のこと(アッ=サァディー274頁参照)。
[1] 具体的には、偶像の分の作物や果物などがアッラー*の分の中に落ちてしまった場合、それをもとに戻したが、逆の場合はそうしなかった。また偶像のための給水が(不慮に)アッラー*の分の所へ行ってしまった場合、それを偶像の分の方に戻したが、逆の場合はそうしなかった。また、それがアッラー*のためと思い込みつつ、家畜の一部を偶像のために捧げていた(アッ=タバリー4:3351参照)。食卓章103も参照。
[1] ジャーヒリーヤ*のアラブ人の一部では、貧困に対する恐れなどから、子供を殺す悪習があった。また女児に関しては、貧困だけでなく戦争で捕虜(ほりょ)となった場合の辱(はずかし)めなどを受けることを恐れて、殺害してしまうこともあったとされる(アル=アルースィー8:32参照)。 [2] 同様の言い回しのある、アーヤ*107とその訳注も参照。