[1] この「御徴」とは、奇跡のこと(前掲書288頁参照)。彼らは、真の預言者*なのであれば奇跡を起こしてみよ、と要求したものだった。アーヤ*90-93、雌牛章108、家畜章109-110、ユーヌス*章97、ター・ハー章133、預言者*たち章5、識別章7-8、創成者*章42なども参照。 [2] サムード*と雌ラクダの逸話については、高壁章73とその訳注、フード*章64-68、詩人たち章155-157、月章27-29、太陽章13-14も参照。 [3] この「御徴」は、奇跡や教示などのこと(ムヤッサル288頁参照)。
[1] アッラー*は預言者*ムハンマド*に対して悪を望む者から、彼をお守りくださる。不信仰者*らはアッラー*のご意思と定めから、反することは出来ない(アッ=タバリー7:5199参照)。 [2] この「光景」とは、預言者*が夜の旅と昇天において目にした、驚くべき光景の数々のこと(ムヤッサル288頁参照)。そして、この「試練」により、ある人々はその出来事を信じることが出来ず棄教(ききょう)したが、別の者たちは逆に堅固さと確信を得た(イブン・カスィール5:92参照)。 [3] 「呪われた木」とは、ザックームの木のこと。水ではなく地獄の炎によって生きる木で、地獄の民の食べ物。「無理やり飲み込む」という意味の「タザックム」が語源であるとされるように、その実は忌まわしく、悪臭を放つのだという。「ザックーム」が一方言で「ナツメヤシの実とバター」を指したことから、マッカ*の不信仰者*らは「アッラー*よ、私たちの家にそれをお増やし下さい」と言ったり、あるいは「火は木を燃やすというのに、地獄に木などあるはずがない」などと笑ったりした(アル=クルトゥビー15:85参照)。整列者章62-66、煙霧章43-46、出来事章52-53も参照。
[1] この出来事の詳細に関しては、雌牛章34-39、高壁章11-25、アル=ヒジュル章28-42、ター・ハー章116-123、サード章71-83なども参照。また、ここでのサジダ*については、雌牛章34の訳注を参照。 [2] アーダム*が土から階段を経(へ)て創られたことについては、アル=ヒジュル章26の訳注を参照。
[1] この「僅かな者たち」については、ユーヌス*章24「精選された僕」の訳注を参照。
[1] シャイターン*は人の財産において、アッラー*以外のものに犠牲を捧げたりすることや、合法な家畜を勝手に非合法とすることなど、非合法な目的・手段による出費や収入へと招く。また子供に関しては、姦淫(かんいん)や嬰児(えいじ)殺しなどの罪を飾り立てる(アッ=タバリー7:5213参照)。
[1] この「わが僕たち」については、ユーヌス*章24「精選された僕」の訳注を参照。 [2] あるいは「根拠」という意味(アッ=タバリー7:5213参照)。 [3] この「委任者」については、頻出名・用語解説の「全てを請け負われる*お方」の項を参照。