[1] これは、来世のためではなく、現世のためだけに努力する者のこと(前掲書、284頁参照)。フード*章15とその訳注も参照。
[1] 現世のためだけに努力する者たちと、来世ゆえに努力する者たちのこと(ムヤッサル284頁参照)。 [2] いずれもアッラー*を指す「あなたの主*」「われら*」という表現の入れ替わりは、「イルティファート(転換)」という修辞法。食卓章12の訳注も参照。
[1] 原語では「ウッフ」。語源には諸説あるが、嫌気を示す語として通用している(アル=バガウィー3:127参照)。これは両親に対して、僅かでも嫌な思いをさせることが禁じられているということであり、それ以上の心理的・身体的危害であれば、尚更である(アル=バイダーウィー3:439参照)。
[1] 親孝行をするという意図において正直であれば、という意味であるとされる(アル=クルトゥビー10:246参照)。 [2] 「常に回帰する者(アウワーブ)」とは、あらゆる状況において、悔悟、愛慕、崇拝*、怖れ、希望、畏怖の念、祈りなどと共に、アッラー*によく回帰する者のこと(アッ=サァディー711頁参照)。
[1] 「近親の者」の権利とは、義務、あるいは推奨(すいしょう)された善行や施しを、その状況や必要に応じて与えること。また「貧者」と「旅路(で苦境)にある者」に対しては、その必要を満たすだけの施しを、浄財*や任意の施しから与えること(前掲書、456頁参照)。