[1] 「あなた方は・・・止めるのか?」は、表面上は疑問形だが、意図されているのは命令(アル=バガウィー2:81参照)。クルアーン*において、酒*と賭け事が禁止されていった経過に関しては、雌牛章219の訳注を参照。
[1] このアーヤ*は、まだ酒*が禁じられてはいなかった頃に飲酒したことがあり、かつ酒*が完全に禁じられる前に他界したムスリム*に関して下ったとされる(アル=ブハーリー2464参照)。 [2] つまり罪深い行いを避(さ)け、アッラー*を正しく信じ、その信仰が義務づける正しい行い*に励(はげ)み、創造主の崇拝*と被造物への益において善を尽くし、更にはその状態を死ぬ時まで継続すること。また、過去に禁じられたことを犯していても、その罪を認めて悔悟し、アッラー*を畏れ*、信じ、正しい行い*に努めれば、罪のお赦しを頂けるのである(アッ=サァディー243頁参照)。 [3] 「善を尽くす者」については、蜜蜂章128の訳注も参照。
[1] 「狩猟物の何か」とは陸上生物を、手で捕まえられるものは小さいもので、槍で捕まえられるものは、大きいものを指す、とされる(ムヤッサル123頁参照)。また、この「手」には、他の身体器官や、紐(ひも)、罠(わな)、網(あみ)などによるものも、そして「槍」には、弓矢なども含まれる。尚、陸上生物の狩猟が禁じられるのは、イフラーム*に入っている時と、聖域にいる時である(アル=クルトゥビー6:299‐300参照)。 [2] 「まだ見ぬままに・・・」については、預言者*たち章49の訳注を参照。
[1] この「狩猟物」については、アーヤ*94とその訳注、アーヤ*96も参照。 [2] ここではマッカ*の全聖域の意(ムヤッサル123頁参照)。 [3] 公正な男性二人が判定する「同様の家畜」とは、例えば、ダチョウにはラクダ、野ロバ・野牛には牛、鹿には羊、といったように、体の作りや姿が似ているもの(アル=クルトゥビー6:310参照)。 [4] 家畜の肉は聖域で屠(ほふ)られた後、そこで貧しい人々に施される。またその代わりに、見積もった家畜の価格に相当する食べ物を、彼らに施すことも出来るし、あるいは一人分の食べ物を一日分と見積もり、斎戒で償(つぐな)うことも可能(ムヤッサル123頁参照)。法学派ごとの詳細は、クウェイト法学大全2:186‐188を参照。