[1] アッラー*の教えを伝え、かつ全ての預言者*を信じるという「確約」のこと(ムヤッサル419頁参照)。雌牛章40「契約」についての訳注も参照。 [2] ここで数ある預言者*の中でもこの五人が取り上げられているのは、彼らが啓典と法を授けられた、「決然とした者たち(ウルー・アル=アズム)」であるため(アル=バガウィー3:610参照)とされる。相談章13、砂丘章35も参照。
[1] この「軍勢」とは、部族連合のこと(ムヤッサル419頁参照)。詳しくは、スーラ*冒頭の訳注を参照。 [2] 強風が部族連合軍の設営したテントなどを吹き飛ばし、天からは天使*が送られ、その心に恐怖が吹き込まれた(前掲書、同頁参照)。
[1] マディーナ*東部の谷の上方からアラブ諸部族が、西部の谷の下からはクライシュ族*、ユダヤ教徒*のクライザ族らが迫って来たことを示すという(アル=クルトゥビー14:144参照)。 [2] つまり真摯(しんし) な信仰者たちは、アッラー*のお約束が果たされると思い、またある者たちの脳裏(のうり)には敗北がよぎった。また、偽信者*たちは、次のアーヤ*以降に示されるようなことを憶測した(アル=バイダーウィー4:366参照)。
[1] 「心に病がある者」とは、心に疑念がある、信仰心の弱いムスリム*のこと(ムヤッサル419頁参照) 。 [2] つまり、勝利のこと(前掲書、同頁参照)。預言者*は、カエサル(ローマ皇帝)とホスロー(ペルシャ王)の富はムスリム*のものとなるだろう、と予言していた(アル=ブハーリー2952参照)。
[1] マディーナ*の旧称(ムヤッサル419頁参照) 。 [2] ムスリム*軍はマディーナ*近郊に塹壕(ざんごう)を掘り、その付近に駐留していた(アッ=サァディー660頁参照)。
[1] この「試練」とは、イスラーム*を棄(す)て、不信仰者*たちの宗教に戻ること(アッ=サァディー660頁参照)。