[1] アッラー*に、そして夫に対して従順なこと(前掲書84頁参照)。相手が夫であるかどうかに関わらず、ムスリム*にとっての服従とは、あくまでイスラーム*の教えと法に適ったことに関してである。預言者*は仰(おっしゃ)った:「ムスリム*は好むことにおいても嫌うことにおいても、(指導者の)言うことをよく聴き、服従する義務がある。但しアッラー*への不服従を命じられた場合は別であり、それを命じられた場合には聞き入れたり、服従したりしてはならない」(アル=ブハーリー7144参照)。 [2] 自分自身の貞節さを始め、夫の財産・家・秘密などを守ること(イブン・ジュザイ1:188参照)。 [3] 「寝室で彼女らを遠ざける」の解釈には、「一緒の寝具で寝ない」「寝る時に背中を向けて寝る」「性交しないことのたとえ」「同じ家で夜を過ごさない」という説がある(アッ=シャウカーニー1:738参照)。 [4] その目的はあくまで訓戒であり、身体的苦痛を味わわせることではない。ゆえに頭部などの急所を避け、傷や大きな痛みなどを与えない程度のものであるべきとされる(クウェイト法学大全24:10参照)。また一説には、それは細い木の枝で叩くことである(イブン・アビー・ハーティム4:944参照)。
[1] 一説には、一番目と二番目のいずれの「両人」ともに、仲裁人のこと。また一説には、いずれも夫婦のことを指す(アル=バイダーウィー2:186参照)。
[1] アッラー*以外に主があると信じたり、アッラー*以外のものに崇拝*行為を捧(ささ)げたりしてはならない、ということ(ムヤッサル84頁参照)。頻出名・用語解説の「アッラーの唯一性*」「シルク*」も参照。 [2] 「近い隣人」と「遠い隣人」の解釈には、「血縁上の距離」「家の距離」「宗教上の距離(つまり前者がムスリム*、後者が啓典の民*)」といった諸説がある(アッ=タバリー3:2311‐2314参照)。 [3] 「道連れの仲間」とは一説に、学習、仕事、製造、旅行など、全てのよいことにおける仲間。一説には、女性のこと(アル=バイダーウィー2:187参照)。
[1] 彼らが吝嗇し、隠蔽していたアッラー*からの恩恵の内でも最もたるものは、ムハンマド*の預言者*性の真実に関するものであった。彼らはそれを知っていたにも関わらず、その隠蔽に努めた(アッ=タバリー3:3231参照)。イムラーン家章180と、その訳注も参照。