[1] 一説には、バドルの戦い*のこと。ムスリム*たちがマッカ*からマディーナ*に移住*した後、マッカ*の不信仰者*がバドルで大敗するまで、一年半しかなかった(イブン・カスィール5:101参照)。
[1] これは一説に、夜明け前の義務の礼拝のこと。そこには、夜の天使*たちと昼の天使*たちが集合するとされる(アル=ブハーリー648、雷鳴章11「交替番」の訳注を参照)。尚、この直前に言及されている「礼拝」は正午過ぎから夜までに定められた、四つの義務の礼拝であると言われる(ムヤッサル290頁参照)。これら一日五回の義務の礼拝は、預言者*が昇天した際に定められた(アル=ブハーリー3887参照)。
[1] 夜に一度眠った後起きて、暁の前までに行う礼拝のこと(アッ=タバリー7:5234参照)。語源的には、「眠りを振り払うべく努力する」という意味合いがある(イブン・アーシュール15:185参照)その義務性については、衣を纏(まと)う者章2とその訳注も参照。 [2] 預言者*ムハンマド*は復活の日*、最大の執り成し手となるほか、誰も授かることの出来ない数多くの栄誉や、特別な役目を授かる(イブン・カスィール5:104参照)。
[1] 「善い入り所」と「善い出口」の解釈には、前者と後者がそれぞれ「死、復活」「(アッラー*からの)ご命令(への服従)、禁止(の回避)」「(安全な避難先としての)マディーナ*、(シルク*の徒の支配下にあった)マッカ*」といった諸説があるが、アーヤ*の意味はその全てを包括するものである(アル=クルトゥビー10:312-313参照)。 [2] 一説には、「偉力と勝利」(前掲書10:313参照)。