[1] 「アクサー」とは、「最も遠い」という意味。その名称の由来は、ハラーム・マスジドから離れており、かつ当時はそれより遠くにマスジド*がなかったため(アッ=シャウカーニー3:286参照)。 [2] 預言者*ムハンマド*は一晩の内に、ブラークという獣に乗ってマッカ*からエルサレムに到着し、アクサー・マスジドで礼拝した後、ジブリール*に率いられて昇天した。この出来事が全て夢ではなく覚醒(かくせい)した状態で、預言者*が自らの魂と肉体を伴いつつ起こったというのが、大半の解釈学者の説(イブン・カスィール5:5-43参照) [3] 「われら」「お方」は、いずれもアッラー*を指す。この修辞法については、食卓章12の訳注も参照。
[1] アッ=サァディー*によれば、この「(腐敗*の)約束」とは、イスラーイールの子ら*の間に罪が横行し、彼らが法に背き、驕り高ぶった時のこと(447頁参照)。また、この「僕たち」が誰かに関しては諸説あるが、アッ=ラーズィー*(7:300参照)やイブン・カスィール*(5:47参照)は「それらの民の詳細を知ることが、このアーヤ*の本意なのではない」としている。
[1] この「(腐敗*の)約束」については、アーヤ*5の訳注を参照。