[1] フィルアウン*の一族やクライシュ族*、彼らと同様の状態にあるシルク*の徒らは、現世での幸運・使徒*・啓典といった恩恵を授かったが、それに対して不信仰で応じた。ゆえにアッラー*は、彼らへの恩恵を変更された(アッ=シャウカーニ2:457参照)。雷鳴章11とその訳注も参照。
[1] 協約を破ることにおいて「身を慎むことがない」という解釈もある(アル=カースイミー8:3020参照)。 [2] 当時のマディーナ*には、ユダヤ教徒のクライザ族のように、ムスリム*たちと安全協約を結んでは破ることを繰り返し、不信仰者*たちと共謀する者たちがいた(アル=バガウィー2:302参照)。
[1] たとえ明言なしでも、彼らの裏切りを示す証拠が明らかになったら、ということ(アッ=サァディー324頁参照)。 [2] 協定の破棄が、両陣営にとって等しく明確なものとなるように、という意味(ムヤッサル184頁参照)。
[1] アッ=サァディー*によれば、この中には、知力・体力・各種兵器などによるあらゆる「準備」のみならず、敵の悪を防ぐ政治力なども含まれる(324頁参照)。 [2] 「別の者たち」とは、まだ敵意を露(あらわ)わにしていない者たち(ムヤッサル184頁参照)。
[1] 預言者*ムハンマド*はブダイビーヤ*の年、シルク*の徒がムスリム*たちと講和と戦争の停止を申し出た時、それを条件つきで受け入れた(イブン・カスィール4:83参照)。