[1] 「後見人」とは、ハラーム・マスジド*にふさわしい者たち(雌牛章217、悔悟章17-18も参照)のこと(イブン・カスィール4:51参照)。尚、「ハラーム・マスジド*の後見人」ではなく、「アッラー*と親密な者たち」(ユーヌス*章62の訳注を参照)という解釈もある(ムヤッサル181頁参照)。
[1] この様子は、「ある種の人々が裸で、このようにしてタワーフ*していたこと(高壁章28とその訳注も参照)」「そのようなことをして、預言者*の礼拝を妨害していたこと(詳細にされた章26とその訳注も参照)」「信仰者たちを嘲笑していたこと」を表している、といった解釈がある(イブン・カスィール4:52参照)。
[1] このアーヤ*は一悦に、バドルの戦い*での敗戦の雪辱を果たすべく、再戦にむけて大金を費やしたアブー・スフヤーン*に関して下ったとされる。しかしアーヤ*の意味は、同様の状態にある全ての不信仰者*に当てはまるものである(イブン・カスィール4:53参照)。
[1] 「善いもの」とは信仰者、よい行い、よい施しのことで、「悪いもの」とは不信仰者*、悪い行い、悪い施しのこと(アル=バガウィー2:292参照)。
[1] 使徒*を嘘つき呼ばわりし、不信仰において頑迷であり続けた者たちには、アッラー*の懲罰が下るという摂理のこと(イブン・カスィール4:55参照)。
[1] ここでの「試練」とは、シルク*と、イスラーム*への妨害のこと(ムヤッサル181参照)。 [2] 宗教、服従行為、崇拝*行為がアッラー*のみに捧げられるようになるまで、という意味(前掲書、同頁参照)。 [3] 戦利品*の五分の四は、戦闘に参加した兵士に分配される(ムヤッサル182頁参照)。