[1] この「約束」は、アッラー*とのものも、人間とのものも、いずれをも含む。彼は自分自身を犠牲として捧げるかどうか、という究極的な状況(整列者章102参照)においてさえも、自分の約束を全うした(アッ=サァディー496頁参照)。
[1] 明白な証拠を含む、アッラー*の御言葉のこと(イブン・カスィール5:242参照)。
[1] 「あなた方に平安を」については、雷鳴章24も参照。 [2] 解釈学者の一般的な説として、天国は常に光で包まれており、夜が存在しない。ただ彼らは昼の始まりと終わりに相当する時間帯に、食事を頂くのだという。また、天国の昼と夜は、垂れ幕の上げ下げによって分かるのだ、という説などもある(アル=バガウィー3:241参照)。
[1] 天国に入れることが、「引き継がせる」と表現されていることの理由としては、「あたかも相続人に遺産を取っておくように、アッラー*が彼らのために、天国を取って置かれるため」「もしアッラー*に従っていれば、自分のものであった天国の権利を、別の敬虔*な者たちへと移転する様子が、相続にたとえられているため」などといった説がある(アッ=ラーズィー7:553参照)。
[1] つまりアッラー*にこそ、未来における来世のことも、過去における現世のことも、またその中間にあることなど、全ての時間と場所における命令が属するということ(ムヤッサル309頁参照)。 [2] このアーヤ*は、預言者*ムハンマド*がジブリール*に、「なぜ、今あなたが私たちを訪れるよりも沢山、私たちのもとを訪れないのか?」と尋ねたことに関し、下ったとされる(アル=ブハーリー4731参照)。