[1] 彼は自分の高慢さ、アッラー*の御許における自分の位の高さゆえ、自分にはそのようなものが相応(ふさわ)しいのだと思い込んでいた(ムヤッサル298頁参照)。同様の例として、物語章78以降のカールーンの話、サバア章36、暁章15-16とそれらの訳注も参照。
[1] アーダム*が土から階段を経(へ)て 創られたことについては、アル=ヒジュル章26の訳注を参照。 [2] 人間の創造の変遷については、巡礼*章5、信仰者たち章14とその訳注を参照。
[1] 「アッラー*がお望みになったこと(は、実現する)」という文法的解釈もある(アル=クルトゥビー10:406参照)。 [2] 誰であろうとアッラー*のご助力とご決定なしには、何においても、僅(わず)か ばかりの力も有することがない、ということ(アッ=ラーズィー7:463参照)。預言者*は「ラー・ハウラ・ワ・ラー・クッワタ・イッラー・ビッラー(アッラー*による以外には、いかなる(状況の)転変も、力もない)」という唱念の言葉を、「天国の財産の一つ」である、と形容した(アル=ブハーリー4205参照)。また、このアーヤ*からある種の先人たちは、「自分の境遇、財産、子息などで喜びを感じた時には、『アッラー*がお望みになったこと。アッラー*以外による以外、いかなる力もない』と言うべきである」としている(イブン・カスィール5:158参照)。
[1] 「善いものを授かる」のは、来世で、または現世でのこと(アル=クルトゥビー10:408参照)。
[1] 「両手の平を返す」とは、両手を上に上げては、前へと突き出す動作。悲哀を示す表現(イブン・アーシュール15:327参照)。 [2] 「崩れ落ちる」については、雌牛章259の訳注を参照。