[1] 同様に、信仰という樹木の根っこも知識と信念と共に、信仰者の心にしっかりと根付く。そして正しい行い*や高徳といった枝先の部分は、アッラー*の御許にまで到達し、時を問わずして褒美(ほうび)を得ることになるのである(ムヤッサル259頁参照)。
[1] これは不信仰の言葉のたとえ。それは心に有益な形で根付かず、自らにとって有害無益な悪い言葉と行いしか、もたらすことがない。また、その行いはアッラー*にまで届かず、それによって自分のことも他人のことも益することがない(アッ=サァディー425頁参照)。
[1] 「確固とした言葉」とは、シャハーダ*と、イスラーム*の教えのこと。アッラー*はそれによって人を、現世と来世において堅固にされ、死後に墓場の中で聞かれる天使*たちの質問「あなたの主*は誰か?あなたの宗教は何か?あなたの預言者*は誰か?」にも、正しく返答することが出来るようにして下さる(アブー・ダーウード4753、ムヤッサル259頁参照)。 [2] 現世における彼らの「迷い」とは、「論拠に基づいていないために、試練が訪れる堅固でいられず、失敗してしまうこと」で、来世における「迷い」とは、墓の中の質問に答えられないこととされる(アブー・ハイヤーン5:423参照)。
[1] この「あなた」については、アーヤ*19の同語の訳注を参照。 [2] この「恩恵」とは、クライシュ族*の不信仰者*たちがマッカ*の聖域で堪能(たんのう)していた安全(雌牛章125の訳注も参照)と、預言者*ムハンマド*のこととされる(ムヤッサル259頁参照)。戦利品*章53とその訳注も参照。
[1] 「売買」については、雌牛章254の訳注も参照。 [2] 「われらが・・・費やす」については、雌牛章3の訳注を参照。
[1] 人はそこから自分たち、家畜、農作物のための水を始めとした、様々な利益を得る(前掲書、同頁参照)。