[1] 預言者*ムハンマド*のマディーナ*への移住*後、約十六、七ヵ月後に、ムスリム*たちはそれまでのキブラ*としていたエルサレムから、イブラーヒーム*のキブラ*でもあったマッカ*のハラーム・マスジド*へと向かうことを命じられた(アル=ブハーリー4492参照)。
[1] ムスリム*は復活の日*、現世で使徒*たちが到来し、人々にアッラー*の教えを伝えたことを証言する。同じように使徒*ムハンマド*もまた、彼が人々にアッラー*の教えを伝えたことを証言する(ムヤッサル22頁参照)。 [2] 「後ろへ引き返す者」とは、イスラーム*を棄(す)てる者のこと(前掲書、同頁参照)。 [3] ここでの「信仰」は、文字通りの意味以外に、礼拝のことも指すと言われる(ムヤッサル22頁参照)。またこのアーヤ*は、キブラ*が変更された後、ある教友*たちが「キブラ*の変更前に死んでしまった同胞の礼拝はどうなるのか?」と尋(たず)ねたことに関し、下ったものとされる(アッ=ティルミズィー2964参照)。
[1] この「御徴」は、キブラ*がカァバ神殿*に変わったことがアッラー*からの真理であることを示す、証拠のこと(ムヤッサル22頁参照)。 [2] この「あなた」については、アーヤ*120の訳注を参照。(ムヤッサル23頁参照)。