[1] 同胞に対する悪い「憶測」のこと(ムヤッサル517頁参照)。 [2] イスラーム*における「陰口(ギーバ)」とは、その内容が真実であったとしても、陰で「自分の同胞について、彼が嫌に思うことを話すこと」である(ムスリム「善行と血縁の絆と礼儀作法の書70参照)。 [3] 人の尊厳を傷つけ、人を覆(おお)い隠している尊厳を奪(うば)い去り、反論できない状態で攻撃することが、人の肉体そのものをバラバラにし、身体の要(かなめ)である骨を露出させ、死体に対して口でなぶるという、忌まわしい行為に例えられている(アル=ビカーイ7:361参照)。
[1] 全人類はアーダム*とハウワーゥ*という同一の祖先を有し、かつ男性と女性を介して生まれる(アッ=サァディー802頁参照)。
[1] ここで言及されているのは、信念に満ちた心、純粋な意図、安心感を伴(ともな)う正しい信仰ではなく、殺害や捕虜(ほりょ)となることへの恐怖や、施(ほどこ)しを得ることへの願望などが理由でイスラーム*を受け入れた、ある種のベドウィンたちのこと(アッ=シャウカーニー5:90参照)。 [2] 一説に、このアーヤ*で言及されている「信仰」とは、「心による信念、言葉による承認、身体による行為によって服従すること」。であり、「服従」とは「信念はなくても、言葉による承認と、身体による行為によって、表面的に服従すること」。この場合、このベドウィンたちは偽(にせ)信者*となる。別説によれば、ここでの「信仰」は、「完全なる信仰心」のこと。この場合、彼らには信仰心が存在することになる(アッ=シャンキーティー7:419-420参照)。
[1] 彼らの「自分たちは信仰者だ」という主張は、全知者であるアッラー*に対する無作法か、あるいはその言葉によって現世的な利益を意図しているかのどちらかである(アッ=サァディー802頁参照)。
[1] 自分たちが服従(イスラーム*)を受け入れた、という主張のこと(アッ=シャウカーニー5:91参照)。