クルアーンの対訳 - 日亜対訳(日本語) - サイード佐藤

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111 : 6

۞ وَلَوۡ أَنَّنَا نَزَّلۡنَآ إِلَيۡهِمُ ٱلۡمَلَٰٓئِكَةَ وَكَلَّمَهُمُ ٱلۡمَوۡتَىٰ وَحَشَرۡنَا عَلَيۡهِمۡ كُلَّ شَيۡءٖ قُبُلٗا مَّا كَانُواْ لِيُؤۡمِنُوٓاْ إِلَّآ أَن يَشَآءَ ٱللَّهُ وَلَٰكِنَّ أَكۡثَرَهُمۡ يَجۡهَلُونَ

たとえ、われら*が彼ら(シルク*の徒)に天使*を降臨させ、(われら*が蘇らせた)死人が彼らに語りかけ、彼らの眼前に(彼らが求める)全てを集結させたところで、アッラー*がお望みにならない限り、彼らが信仰すべくもない。しかし彼らの大半は、無知なのである。 info
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112 : 6

وَكَذَٰلِكَ جَعَلۡنَا لِكُلِّ نَبِيٍّ عَدُوّٗا شَيَٰطِينَ ٱلۡإِنسِ وَٱلۡجِنِّ يُوحِي بَعۡضُهُمۡ إِلَىٰ بَعۡضٖ زُخۡرُفَ ٱلۡقَوۡلِ غُرُورٗاۚ وَلَوۡ شَآءَ رَبُّكَ مَا فَعَلُوهُۖ فَذَرۡهُمۡ وَمَا يَفۡتَرُونَ

同様に、われら*は全ての預言者*に、人間とジン*のシャイターン*という敵を創った。彼らは(アッラー*の道に反して)欺こうとし、飾り立てた(嘘の)言葉で互いに唆し合う。そして、もしあなたの主*がお望みだったなら、彼らはそうしなかっただろう(、しかしそれは、アッラー*からの試練なのだ)。ならば彼らを、彼らの捏造するもの諸共、放っておくのだ。 info
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113 : 6

وَلِتَصۡغَىٰٓ إِلَيۡهِ أَفۡـِٔدَةُ ٱلَّذِينَ لَا يُؤۡمِنُونَ بِٱلۡأٓخِرَةِ وَلِيَرۡضَوۡهُ وَلِيَقۡتَرِفُواْ مَا هُم مُّقۡتَرِفُونَ

また、来世を信じない者たちの心がそこ(嘘の言葉)へと傾き、それに満足し、彼らが犯すもの[1]を犯すようになるため(、彼らは唆し合う)。 info

[1] 「彼らが犯すもの」とは、悪行の子と(ムヤッサル142頁参照)。

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114 : 6

أَفَغَيۡرَ ٱللَّهِ أَبۡتَغِي حَكَمٗا وَهُوَ ٱلَّذِيٓ أَنزَلَ إِلَيۡكُمُ ٱلۡكِتَٰبَ مُفَصَّلٗاۚ وَٱلَّذِينَ ءَاتَيۡنَٰهُمُ ٱلۡكِتَٰبَ يَعۡلَمُونَ أَنَّهُۥ مُنَزَّلٞ مِّن رَّبِّكَ بِٱلۡحَقِّۖ فَلَا تَكُونَنَّ مِنَ ٱلۡمُمۡتَرِينَ

(使徒*よ、シルク*の徒に言ってやるがいい。)「一体、私がアッラー*以外のものを裁決者として望むというのか?[1]かれはあなた方に、明らかにされた啓典をお下しになったお方なのに?」われら*が啓典を授けた者たち(啓典の民*)は、それ(クルアーン*)があなたの主*から真理と共に下されたものであることを知っている。ならばあなた[2]は決して、疑わしく思う者たちの類いとなってはならない。 info

[1] 一説によれば、マッカ*の不信仰者*は預言者*ムハンマド*に、「私たちとあなたの間に、裁決者を置こうではないか。望むならユダヤ教徒*の学者からでも、あるいはキリスト教徒*の学者からでも。彼らの啓典の中であなたについて何が書かれているのか、述べてもらおう。」と言ったものだった(イブン・アル=ジャウズィー3:110参照)。 [2] この「あなた」については、雌牛章120の訳注を参照。

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115 : 6

وَتَمَّتۡ كَلِمَتُ رَبِّكَ صِدۡقٗا وَعَدۡلٗاۚ لَّا مُبَدِّلَ لِكَلِمَٰتِهِۦۚ وَهُوَ ٱلسَّمِيعُ ٱلۡعَلِيمُ

あなたの主*の、真実で公正な御言葉(クルアーン*)は、完遂された[1]。かれの御言葉には、いかなる変更者もいない。かれはよくお聴きになるお方、全知者であられる。 info

[1] クルアーン*に含まれる言葉と情報は真実で、その法規定は公正である(ムヤッサル142頁参照)。

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116 : 6

وَإِن تُطِعۡ أَكۡثَرَ مَن فِي ٱلۡأَرۡضِ يُضِلُّوكَ عَن سَبِيلِ ٱللَّهِۚ إِن يَتَّبِعُونَ إِلَّا ٱلظَّنَّ وَإِنۡ هُمۡ إِلَّا يَخۡرُصُونَ

そして(使徒*よ)、もしあなたが地上の大半の者[1]に従えば、彼らはあなたをアッラー*の道から迷わせてしまうだろう。彼らは(誤った)憶測に従っているに外ならない。彼らは決めつけているだけなのだ。 info

[1] 当時、人類の大半は不信仰の中にあった(アッ=タバリー4:3318参照)。

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117 : 6

إِنَّ رَبَّكَ هُوَ أَعۡلَمُ مَن يَضِلُّ عَن سَبِيلِهِۦۖ وَهُوَ أَعۡلَمُ بِٱلۡمُهۡتَدِينَ

本当にあなたの主*こそは、かれの道から迷う者を、最もよくご存知である。またかれは、導かれる者たちのことも、最もよくご存知なのだ。 info
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118 : 6

فَكُلُواْ مِمَّا ذُكِرَ ٱسۡمُ ٱللَّهِ عَلَيۡهِ إِن كُنتُم بِـَٔايَٰتِهِۦ مُؤۡمِنِينَ

ならば、あなた方は、アッラー*の御名がその上に唱えられたものの内から食べよ[1]。もしあなた方が、かれの御徴[2]を信じているのならば(、だが)。 info

[1] つまり信仰者は、アッラー*の御名が唱えられることなく屠殺(とさつ)された肉を、食べてはならないということ。アッラー*以外のものに捧げられた肉を合法化していた(イブン・カスィール3:323参照)。 [2] この「御徴」は、アッラー*の法規定とご命令のこと(アル=クルトゥビー7:72参照)。

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