[1] 預言者*ムハンマド*は、クルアーン*という知識への愛着と熱意ゆえに、ジブリール*がそれを彼に読誦(どくしょう)して伝授する際、それを慌(あわ)てて受け取ろうとした(復活章16以降、およびその訳注も参照)。それでアッラー*は、彼が知識の増加を、アッラー*ご自身にこそ求めることを命じられた(アッ=サァディー514頁参照)。
[1] この「サジダ*」については、雌牛章34の訳注を参照。 [2] この出来事の詳細に関しては、雌牛章34-39、高壁章11-25、アル=ヒジュル章28-42、夜の旅章61-65、洞窟章50、サード章71-83なども参照。 [3] イブリース*がサジダ*を拒んだことについては、高壁章12とその訳注も参照。
[1] この「楽園」については、雌牛章35の訳注を参照。 [2] シャイターン*に従えば、アーダム*もその妻ハウワーゥ*も、不幸になることに変わりはない。一説に、ここでアーダム*のみが「不幸になる」と言及されているのは、ここでの「不幸」が「身体的労苦」のことであり、シャイターン*に従って楽園から出たら、それまでは保証されていた衣食住を獲得するために苦労するのは、男性であるアーダム*自身に外ならないため、とされる(アル=クルトゥビー11:253参照)。
[1] 高壁章22とその訳注も参照。 [2] クルアーン*がスンナ*の中にある描写を読むのでない限り、人がアーダム*を「主*に逆らった」などと描写することは、預言者*・人類の祖に対する礼儀上、許されない(イブン・アル=アラビー3:259参照)。預言者*の無謬(むびゅう)性については、雌牛章36の訳注を参照。
[1] ある種の解釈学者らは、この「苦しい生活」を、現世・復活の日*が来るまでの死後の世界・来世におけるもの、という広い意味で理解している(アッ=サァディー515頁参照)。 [2] 現世で、アッラー*の教訓において盲目であったように、来世ではその視覚を奪われる(アル=カースィミー 11:4230参照)。夜の旅章97の訳注も参照。