Translation of the Meanings of the Noble Qur'an - Japanese translation - Saeed Sato

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41 : 8

۞ وَٱعۡلَمُوٓاْ أَنَّمَا غَنِمۡتُم مِّن شَيۡءٖ فَأَنَّ لِلَّهِ خُمُسَهُۥ وَلِلرَّسُولِ وَلِذِي ٱلۡقُرۡبَىٰ وَٱلۡيَتَٰمَىٰ وَٱلۡمَسَٰكِينِ وَٱبۡنِ ٱلسَّبِيلِ إِن كُنتُمۡ ءَامَنتُم بِٱللَّهِ وَمَآ أَنزَلۡنَا عَلَىٰ عَبۡدِنَا يَوۡمَ ٱلۡفُرۡقَانِ يَوۡمَ ٱلۡتَقَى ٱلۡجَمۡعَانِۗ وَٱللَّهُ عَلَىٰ كُلِّ شَيۡءٖ قَدِيرٌ

また、あなた方が戦利品*として得たいかなるものも、その五分の一[1]はアッラー*と使徒*[2]、その近親[3]、孤児、貧者*、旅路(で苦境)にある者に属することを知るのだ。もし、あなた方がアッラー*と、識別の日[4]、両陣営が会した日に、われら*がわれら*の僕(ムハンマド*)に下したもの[5]を信じるのであれば(、そうせよ)。アッラー*は、全てのことがお出来になるお方である。 info

[1] 戦利品*の五分の四は、戦闘に参加した兵士に分配される(ムヤッサル182頁参照)。 [2] アッラー*とその使徒*の割り当て分は、ムスリム*の一般的な福利のために費やされる(前掲書、同頁参照)。 [3] 預言者*ムハンマド*の家系である、ハーシム族とムッタリブ族のこと。彼らは施(ほどこ)しを受け取ることが禁じられているので、これがその代わりなのだともされる(前掲書、同頁参照)。 [4] 「識別の日」とは、真理と虚妄の明暗が鮮明にされたバドルの戦い*の日のこと(前掲書、同頁参照)。 [5] アッラー*からのご助力と勝利など、そこで現れた御徴の数々のこと(前掲書、同頁参照)。

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42 : 8

إِذۡ أَنتُم بِٱلۡعُدۡوَةِ ٱلدُّنۡيَا وَهُم بِٱلۡعُدۡوَةِ ٱلۡقُصۡوَىٰ وَٱلرَّكۡبُ أَسۡفَلَ مِنكُمۡۚ وَلَوۡ تَوَاعَدتُّمۡ لَٱخۡتَلَفۡتُمۡ فِي ٱلۡمِيعَٰدِ وَلَٰكِن لِّيَقۡضِيَ ٱللَّهُ أَمۡرٗا كَانَ مَفۡعُولٗا لِّيَهۡلِكَ مَنۡ هَلَكَ عَنۢ بَيِّنَةٖ وَيَحۡيَىٰ مَنۡ حَيَّ عَنۢ بَيِّنَةٖۗ وَإِنَّ ٱللَّهَ لَسَمِيعٌ عَلِيمٌ

あなた方が谷の(マディーナ*から見て)最寄り側に、そして彼らが谷の最も遠い側にあり、隊商があなた方よりも下方[1]に位置していた時のこと(を思い出すのだ)。たとえあなた方が(前もって、両軍が会した時のような時と場所を)約束し合っていたとしても、あなた方はその約束を違えてしまったであろう。しかし(アッラー*が、あなた方を約束もなしに一堂に会させたのは、)アッラー*が、実現されることになっていたことをご決行されるため。(それは)滅びる者が明証によって滅び、生きる者が明証によって生きるため[2]であった。本当にアッラー*こそは、よくお聞きになるお方、全知者であられる。 info

[1] ムスリム*たちから見て、紅海方面の低地に位置していた、ということ(前掲書、同頁参照)。 [2] イスラーム*の真実性と不信仰の嘘が、議論の余地なく明らかになった後、それでも不信仰にこだわる者が不信仰者*として、信仰者が信仰者としてあり続けること(イブン・カスィール4:69参照)。

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43 : 8

إِذۡ يُرِيكَهُمُ ٱللَّهُ فِي مَنَامِكَ قَلِيلٗاۖ وَلَوۡ أَرَىٰكَهُمۡ كَثِيرٗا لَّفَشِلۡتُمۡ وَلَتَنَٰزَعۡتُمۡ فِي ٱلۡأَمۡرِ وَلَٰكِنَّ ٱللَّهَ سَلَّمَۚ إِنَّهُۥ عَلِيمُۢ بِذَاتِ ٱلصُّدُورِ

(預言者*よ、)アッラー*があなたの夢の中で、彼ら(の数)をあなたに、少なくお見せになった時のこと(を思い起させるがよい)。そして、もしかれがあなたに彼らが多数であるのを見せになっていたら、あなた方は尻込み、その件[1]について争い合ったことであろう。だがアッラー*は、(そのようなことから)無事に済ませられた。本当にかれは胸中にあるものを、ご存知になるお方なのだから。 info

[1] 攻撃するかどうか、ということ(アル=バガウィー2:297参照)。

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44 : 8

وَإِذۡ يُرِيكُمُوهُمۡ إِذِ ٱلۡتَقَيۡتُمۡ فِيٓ أَعۡيُنِكُمۡ قَلِيلٗا وَيُقَلِّلُكُمۡ فِيٓ أَعۡيُنِهِمۡ لِيَقۡضِيَ ٱللَّهُ أَمۡرٗا كَانَ مَفۡعُولٗاۗ وَإِلَى ٱللَّهِ تُرۡجَعُ ٱلۡأُمُورُ

また、あなた方が会した時に、かれがあなた方の目には彼らを少なくお見せになり、彼らの目にもあなた方を少なくお見せになった時のこと[1](を思い出すのだ)。(それは)アッラー*が、実現されることになっていたことをご決行されるためだった。アッラー*にこそ、全ての物事は戻り行く。 info

[1] このことでムスリム*たちは勇気づけられ、一方の敵軍は戦闘の準備を怠(おこた)った(ムヤッサル182頁参照)。イムラーン家章13とその訳注も参照。

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45 : 8

يَٰٓأَيُّهَا ٱلَّذِينَ ءَامَنُوٓاْ إِذَا لَقِيتُمۡ فِئَةٗ فَٱثۡبُتُواْ وَٱذۡكُرُواْ ٱللَّهَ كَثِيرٗا لَّعَلَّكُمۡ تُفۡلِحُونَ

信仰する者たちよ、(戦いにやって来た不信仰者*の)集団と会したら、堅固であれ。そしてあなた方が成功するように、アッラー*を沢山唱念するのだ。 info
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