[1] 大地と諸天が「取って代わられる」ことには、①その性質が変化する、②別の物と取り換えられる、という説がある。①の説の場合、大地は「丘が平坦になり、山々が粉々になり、広く伸ばされ」、諸天は「太陽と月が巻き込まれ、星々が落下する(巻き込む章1-2参照)」あるいは「時には解けた鉛のように(階段章8参照)、時には解けた脂のように(慈悲あまねき*お方章37参照)なったりする」。②の説の場合、大地と取り換えられるものは「地獄の架け橋(鉄章12とその訳注を参照)」「純白の薄いパンのような、ピンク色のかった白色の大地(アル=ブハーリー6521参照)」、また「大地は銀、天は金となる」(アル=クルトゥビー9:383-384参照)「諸天は楽園となる」(イブン・カスィール4:521参照)といった諸説もある。 [2] アーヤ*21とその訳注も参照。