[1] これが偶像のような非生命体である場合、その意味は「誰かに運ばれない限りは、自分自身で移動することも出来ない」といったものに解釈されるという(アル=バガウィー2:419参照)。 [2] アッラー*とその創造物を並べ(て崇め)る、という「判断」のこと(ムヤッサル213頁参照)。
[1] この「憶測」とは、偶像が神であり、それらが来世で彼らの執り成しをしてくれる、という考えのこと。「真理」とは、一説には「懲罰」、あるいは「知識」のこと(アル=バガウィー2:420参照)。
[1] 雌牛章23の訳注も参照。
[1] 復活や、現世での行いへの応報、天国、地獄などについての「知識」のこと(ムヤッサル213頁参照)。 [2] このアーヤ*の解釈には、「アッラー*が彼らに約束されている懲罰は、まだ到来していない」(アッ=サァディー364頁参照)。「彼らの理解が、まだその意味に追いついていない」「不可視の世界*についての知らせは、まだ結果として実現していない。ゆえに彼らは、それらが真実か嘘か、まだ分からない」(アル=バイダーウィー3:199参照)といった諸説がある。
[1] 預言者*が語る言葉に何も感化されない者が、「分別することもない聾」に譬(たと)えられている。次アーヤ*でも同様に、預言者*のい行いや人となりを目にしつつも導かれない者が、「眼識もない盲人」に譬(たと)えられている(イブン・アーシュール11:177-178参照)。