[1] これは、酒などの酔いを引き起こす物の摂取を、完全に禁じる命令が下る前のアーヤ*である(前掲書3:2332参照)。詳しくは、雌牛章219とその訳注を参照。 [2] マスジド*の中でジャナーバの状態になったりすることで、やむを得ず、マスジドを通過しなければならない者のこと。別説では「旅行者」。その場合、「ジャナーバの状態にある旅行者は、水が見つからない場合、タヤンムム*をして礼拝してもよい」いう解釈となる(アル=バガウィー1:627参照)。 [3] ここでの「病気」は、水に触れたら症状の悪化が予想される類の病気のこと(ムヤッサル85頁参照)。 [4] 排除することの婉曲(えんきょく)的表現。当時のアラブ人には、そのような場所で排泄する習慣があった(アッ=タバリー3:2338参照)。 [5] この清め方はタヤンムムと呼ばれる。詳しくは、頻出名・用語解説「タヤンムム」を参照。