[1] アッラー*はのためではなく、人目や評判などを目的とした行為は、「リヤーゥ」と呼ばれる。預言者*ムハンマド*はムスリム*の「リヤーゥ」を「小さなシルク*」と表現した(アフマド23686参照)。なぜならそれは、崇拝*行為や善行をアッラー*だけのためではなく、人々の自分に対する賞賛のためにすることになり、その結果、来世におけるアッラー*の褒美を禁じられるからである(イブン・バッタール1:113参照)。 [2] 他人に見せびらかすために善行を行う者の心は、この岩のように硬く、施しをはじめとした彼の善行は、その表面の土のようである。無知な者は、それが農作に適した良い土地だと考える。しかし真実が暴(あば)かれれば、その土はなくなり、そこでの労働が無駄(むだ)であったこと、そこが農作には適していなかったことを知ることになる(アッ=サァディー113参照)。イムラーン家章117、イブラーヒーム*章18、御光章39-40、識別章23も参照。 [3] アッラー*は、不信仰者*が施しやその他 のことにおいて、真に正しい形で行うことをお助けにはならない、ということ(ムヤッサル44頁参照)。