[1] この「海」は、湖、河川など、あらゆる水域を指すとされる(アッ=タバリー4:3040参照)。また、ここでの「狩猟物」とは生け捕りにしたもの、「食物」とは、既に死んでいるものであるとされる(ムヤッサル124頁参照)。
[1] 「供物」と「首飾り」については、アーヤ*2の訳注を参照。 [2] アーヤ*2も参照。アッラー*はこれらのものを、人々の利益・生活・安全を守る、「拠り所」とされた。イスラーム*が到来する以前から、カァバ神殿*は人々の畏敬(いけい)の的であり、そこに身を寄せた者は生命の安全を保障された(雌牛章125も参照)。また、神聖月*も流血を禁じられた月であったし、カァバ神殿*で捧げるための犠牲の 家畜や、そのために特別に飾り付けられた家畜を率いて旅する者は、その旅行中に危害を加えられることがなかった(アル=クルトゥビー6:325‐326参照)。
[1] まだ起こってもいないことや、それを尋ねれば結果的に厳しい法規定を招いてしまいそうなことなど、そもそも命じられてはいない宗教的諸事について尋ねてはならない、ということ(ムヤッサル124頁参照)。
[1] 「バヒーラ」とは、多くの子を出産したもので、耳に切れ目を入れた雌ラクダのこと。「サーイバ」は、偶像など、アッラー*以外のもののために放牧されるもの。「ワスィーラ」は連続して雌を出産したもの。「ハーミー」は、沢山の子をもうけた雄ラクダのことである、と言われる(ムヤッサル124頁参照)。家畜章136、138-139なども参照。