クルアーンの対訳 - 日亜対訳（日本語） - サイード佐藤
トルガーシヤ
1
:
88
هَلۡ أَتَىٰكَ حَدِيثُ ٱلۡغَٰشِيَةِ
（使徒*よ、）圧倒的事態[1]の話は、あなたに届いたか？
[1] 「圧倒的事態」とは、その恐怖で人々を圧倒する、復活の日*のこと（ムヤッサル５９2頁参照）。
التفاسير:
2
:
88
وُجُوهٞ يَوۡمَئِذٍ خَٰشِعَةٌ
その日、（不信仰者*たちの）顔は、（懲罰への）恐怖に陥っている。
التفاسير:
3
:
88
عَامِلَةٞ نَّاصِبَةٞ
（それらの顔は、過酷な）労役に就き、消耗している。
التفاسير:
4
:
88
تَصۡلَىٰ نَارًا حَامِيَةٗ
（それらは、）酷熱の業火に入って炙られる。
التفاسير:
5
:
88
تُسۡقَىٰ مِنۡ عَيۡنٍ ءَانِيَةٖ
（それらは、）煮えたぎる泉から、飲まされる。[1]
[1] 地獄の民の飲食物については、洞窟章2９、イブラーヒーム*章1６－1７、整列者章６2－６６、サード章５７－５８、煙霧章４３－４６、ムハンマド*章1５、出来事章５2－５５、衣を纏（まと）う 者章1３、真実章３６－３７なども参照。
التفاسير:
6
:
88
لَّيۡسَ لَهُمۡ طَعَامٌ إِلَّا مِن ضَرِيعٖ
彼らには、忌々しい植物[1]しか、食べ物がない。
[1] 「忌々しい植物」の解釈には、「炎の木」「ザックーム（夜の旅章６０「呪われた木」の訳注を参照）」「棘のある植物の一種」といった諸説がある（イブン・カスィール８：３８５参照）。
التفاسير:
7
:
88
لَّا يُسۡمِنُ وَلَا يُغۡنِي مِن جُوعٖ
（それらは彼らを）太らせもしなければ、（彼らの）飢えを満たしてもくれない。
التفاسير:
8
:
88
وُجُوهٞ يَوۡمَئِذٖ نَّاعِمَةٞ
（復活の）その日、（信仰者たちの）顔は、恩恵を享受している。
التفاسير:
9
:
88
لِّسَعۡيِهَا رَاضِيَةٞ
（それらは、）自分たちの（現世で行った）努力（への褒美）ゆえに満足している、
التفاسير:
10
:
88
فِي جَنَّةٍ عَالِيَةٖ
高き楽園の中で。
التفاسير:
11
:
88
لَّا تَسۡمَعُ فِيهَا لَٰغِيَةٗ
（それらは、）そこで戯言[1]を耳にすることもない。
[1] 「戯言については、信仰者たち章３の同語の訳注を参照（アッ＝サアディー９21頁参照）。
التفاسير:
12
:
88
فِيهَا عَيۡنٞ جَارِيَةٞ
そこには、流れる泉がある。
التفاسير:
13
:
88
فِيهَا سُرُرٞ مَّرۡفُوعَةٞ
そこには、高い寝台がある。
التفاسير:
14
:
88
وَأَكۡوَابٞ مَّوۡضُوعَةٞ
また、配置された杯、
التفاسير:
15
:
88
وَنَمَارِقُ مَصۡفُوفَةٞ
並べられた肘掛け、
التفاسير:
16
:
88
وَزَرَابِيُّ مَبۡثُوثَةٌ
敷き広げられた絨毯がある。
التفاسير:
17
:
88
أَفَلَا يَنظُرُونَ إِلَى ٱلۡإِبِلِ كَيۡفَ خُلِقَتۡ
一体、彼ら（不信仰者*たち）は、ラクダがいかに創られたのか、見て（考え）ないのか？
التفاسير:
18
:
88
وَإِلَى ٱلسَّمَآءِ كَيۡفَ رُفِعَتۡ
また天が、いかに上げられたのかを？
التفاسير:
19
:
88
وَإِلَى ٱلۡجِبَالِ كَيۡفَ نُصِبَتۡ
また、山々がいかに据え付けられたのかを？
التفاسير:
20
:
88
وَإِلَى ٱلۡأَرۡضِ كَيۡفَ سُطِحَتۡ
また、大地がいかに平坦に伸ばされたかを？
التفاسير:
21
:
88
فَذَكِّرۡ إِنَّمَآ أَنتَ مُذَكِّرٞ
ならば（使徒*よ、人々に、啓示で）教訓を与えよ。あなたは教訓を与える者でしかないのだから。
التفاسير:
22
:
88
لَّسۡتَ عَلَيۡهِم بِمُصَيۡطِرٍ
あなたは、彼らに対（して信仰へと無理強い）する制圧者などではない。
التفاسير:
23
:
88
إِلَّا مَن تَوَلَّىٰ وَكَفَرَ
但し、（教訓に）背を向け、不信仰（の固執）に陥った者は別で、
التفاسير:
24
:
88
فَيُعَذِّبُهُ ٱللَّهُ ٱلۡعَذَابَ ٱلۡأَكۡبَرَ
アッラー*は彼を（、業火という）最大の懲罰で罰される。
التفاسير:
25
:
88
إِنَّ إِلَيۡنَآ إِيَابَهُمۡ
本当にわれら*にこそ、彼らの（死後の）帰り所があるのだから。
التفاسير:
26
:
88
ثُمَّ إِنَّ عَلَيۡنَا حِسَابَهُم
それから、本当にわれら*にこそ、彼らの（行いの）清算が委ねられているのだから。
التفاسير:
