クルアーンの対訳 - 日亜対訳(日本語) - サイード佐藤

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21 : 41

وَقَالُواْ لِجُلُودِهِمۡ لِمَ شَهِدتُّمۡ عَلَيۡنَاۖ قَالُوٓاْ أَنطَقَنَا ٱللَّهُ ٱلَّذِيٓ أَنطَقَ كُلَّ شَيۡءٖۚ وَهُوَ خَلَقَكُمۡ أَوَّلَ مَرَّةٖ وَإِلَيۡهِ تُرۡجَعُونَ

そして彼らは、自分たちの皮膚に(こう)言う。「あなた方は、どうして私たちに不利な証言をするのか?」彼ら(皮膚)は、言う。「全てのものに言葉を喋らせられるアッラー*が、私たちを喋らせられたのだ。かれがあなた方を最初にお創りになったのであり、かれの御許にこそ、あなた方は戻らされる。 info
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22 : 41

وَمَا كُنتُمۡ تَسۡتَتِرُونَ أَن يَشۡهَدَ عَلَيۡكُمۡ سَمۡعُكُمۡ وَلَآ أَبۡصَٰرُكُمۡ وَلَا جُلُودُكُمۡ وَلَٰكِن ظَنَنتُمۡ أَنَّ ٱللَّهَ لَا يَعۡلَمُ كَثِيرٗا مِّمَّا تَعۡمَلُونَ

あなた方は(罪に手を染める時)、自分たちの耳や目や皮膚が(復活の日*、)自分たちにとって不利な証言をする(だろうことを怖れるが)ゆえに、身を隠すこともしなかった。しかしあなた方はアッラー*が、自分たちの行う(罪の)多くを知らないだろう、と思い込んでいたのである。 info
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23 : 41

وَذَٰلِكُمۡ ظَنُّكُمُ ٱلَّذِي ظَنَنتُم بِرَبِّكُمۡ أَرۡدَىٰكُمۡ فَأَصۡبَحۡتُم مِّنَ ٱلۡخَٰسِرِينَ

そしてそれは、あなた方が自分たちの主*に対して思っていた、あなた方の憶測である。それはあなた方を(破滅に)転落させ、あなた方は損失者の類いとなったのだ」。[1] info

[1] 皮膚の言葉は、アーヤ*21「・・・喋らせるられたのだ」まで、あるいは「・・・思い込んでいたのである」までという説もある。そしてその場合、そこからアーヤ*23までの言葉はアッラー*、あるいは天使*のもの、とされる(アル=クルトゥビー15:350-351参照)。

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24 : 41

فَإِن يَصۡبِرُواْ فَٱلنَّارُ مَثۡوٗى لَّهُمۡۖ وَإِن يَسۡتَعۡتِبُواْ فَمَا هُم مِّنَ ٱلۡمُعۡتَبِينَ

それで、もし彼らが(懲罰を)忍としても、業火が彼らの住まいである。もし彼らが(アッラー*の)ご満悦を得よう[1]としても、彼らがご満悦を得ることなど叶うわけもないのだ。 info

[1] 蜜蜂章84とその訳注も参照。

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25 : 41

۞ وَقَيَّضۡنَا لَهُمۡ قُرَنَآءَ فَزَيَّنُواْ لَهُم مَّا بَيۡنَ أَيۡدِيهِمۡ وَمَا خَلۡفَهُمۡ وَحَقَّ عَلَيۡهِمُ ٱلۡقَوۡلُ فِيٓ أُمَمٖ قَدۡ خَلَتۡ مِن قَبۡلِهِم مِّنَ ٱلۡجِنِّ وَٱلۡإِنسِۖ إِنَّهُمۡ كَانُواْ خَٰسِرِينَ

またわれら*は彼ら(不信仰者*たち)に、付きまとう者たち[1]をあてがった。そして彼らは彼らに対し、その前にあるものと後ろにあるものを目映く見せた[2]。彼らにはジン*と人間からなる、彼ら以前に滅んだ(不信仰の)民*の一員として(地獄に入るという)、御言葉が確定したのである。本当に彼らは、損失者だったのだ。 info

[1] 人間とジン*からなる、シャイターン*たちのこと(ムヤッサル479頁参照)。 [2] 「その前にあるもの」を目映く見せるとは、現世で悪事を善いことのように見せ、その禁じられた楽しみや欲望へと招くこと。「後ろにあるもの」を目映く見せるとは、来世のことを忘れさせたり、復活を嘘とする考えへと招いたりすること(前掲書、同頁参照)。高壁章17とその訳注も参照。また、シャイターン*が人類を迷わせることとなった経緯(いきさつ)については、高壁章11-18、アル=ヒジュル章28-42、夜の旅章61-65、サード章71-85を参照。

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26 : 41

وَقَالَ ٱلَّذِينَ كَفَرُواْ لَا تَسۡمَعُواْ لِهَٰذَا ٱلۡقُرۡءَانِ وَٱلۡغَوۡاْ فِيهِ لَعَلَّكُمۡ تَغۡلِبُونَ

不信仰に陥った者*たちは(、互いに助言し合って、こう)言った。このクルアーン*には耳を傾けず、それ(読誦)に対して戯言を言って(邪魔して)やれ[1]。(それによって読誦を阻み、)あなた方が優勢となるように」。 info

[1] クライシュ族*の不信仰者*らは、預言者*がクルアーンを読誦すると、口笛や拍手をしたり、雑音を立てたりして、それを妨害した(アッ=タバリー9:7191参照)。

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27 : 41

فَلَنُذِيقَنَّ ٱلَّذِينَ كَفَرُواْ عَذَابٗا شَدِيدٗا وَلَنَجۡزِيَنَّهُمۡ أَسۡوَأَ ٱلَّذِي كَانُواْ يَعۡمَلُونَ

われら*は必ずや、不信仰に陥った者*たちに(現世と来世において)厳しい懲罰を味わわせ、彼らが行っていた最悪のもの[1]で、必ずや彼らに報いよう。 info

[1] つまり不信仰と、アッラー*への不服従のこと(アッ=サァディー748頁参照)。

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28 : 41

ذَٰلِكَ جَزَآءُ أَعۡدَآءِ ٱللَّهِ ٱلنَّارُۖ لَهُمۡ فِيهَا دَارُ ٱلۡخُلۡدِ جَزَآءَۢ بِمَا كَانُواْ بِـَٔايَٰتِنَا يَجۡحَدُونَ

それがアッラー*の敵どもの報い、業火である。彼らにはそこで、彼らが(現世で)われら*の御徴[1]を否定していたことゆえの報いとして、永遠の住まいがある。 info

[1] 創造物の内に存在するアッラー*の(唯一性*と偉大さの)印、および預言者*に啓示されたアーヤ*のこと(イブン・アティーヤ5:13参照)。

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29 : 41

وَقَالَ ٱلَّذِينَ كَفَرُواْ رَبَّنَآ أَرِنَا ٱلَّذَيۡنِ أَضَلَّانَا مِنَ ٱلۡجِنِّ وَٱلۡإِنسِ نَجۡعَلۡهُمَا تَحۡتَ أَقۡدَامِنَا لِيَكُونَا مِنَ ٱلۡأَسۡفَلِينَ

また、不信仰に陥った者*たちは(地獄で、こう)言う。「我らが主*よ、ジン*と人間の内、私たちを迷わせた者たちを、お見せ下さい。(そうすれば、)彼らが(地獄の)最下層の者となるべく、私たちの足の下にしてやります」。[1] info

[1] 同様の情景の描写として、高壁章38-39も参照(イブン・カスィール7:175参照)。

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