[1] 「醜行」と「悪事」については、蜜蜂章90の訳注を参照。 [2] 「清くなる(ザカー)」には、「増殖・成長する」という意味もある。つまり「罪から清まる」ほかにも、善行の増加という意味も含まれる(アッ=サァディー563頁参照) 。
[1] このアーヤ*は、アブー・バクル*が彼の近親で、貧しいハージルーン*の一人であったミスタフ・ブン・ウサーサが「でっち上げ」事件に加担したために、彼への金銭的援助を断ち切ることを誓ったことに関して下った。しかしこのアーヤ*が下ると、アブー・バクル*はアッラー*のご命令に即応じ、彼を赦し、誓いを取り消した(アル=ブハーリー4141参照)。尚、誓ったことを撤回(てっかい)する際の罪滅ぼしについては、食卓章89を参照。
[1] そのような醜行を思いつくこともないほど、無垢(むく)な者たちのこと(ムヤッサル352頁参照) 。 [2] この「女性たち」に関しては、アーヤ*4の訳注を参照。 [3] つまり、現世と来世においてアッラー*の穂慈悲から遠ざけられる(前掲書、同頁参照)。
[1] アル=クルトゥビー*によれば、大多数の学者はここでの「女性」を「言葉」と解釈している。つまり、「悪しき言葉は悪しき男性のためのものであり、善き男性は善き言葉のためのもの・・・」という意味。また一説には、それは文字通り「女性」を意味する(12:211参照)。善い者の中でも最善の者である預言者*ムハンマド*は、特に善いものが相応(ふさわ)しいお方である。つまり、彼の妻アーイシャ*をけなすことは、彼自身をけなすことに等しい(アッ=サァディー563頁参照)。
[1] 「許可を請う」と訳した原語は「イスティウナース(安心を求める)」。つまり「あなた方に対して、住人が安心するようにせよ」という意味が含まれている(イブン・アーシュール18:197参照)。 [2] 預言者*ムハンマド*は仰(おっしゃ)った。「三回(入室の)許可を請うても許可されなかったら、引き返すのだ」(アル=ブハーリー6245参照)。また、こうも仰った。「(許可を)請う時には、こう)言え。『あなた方に平安を、入ってもよろしいですか?』と」(アブー・ダーウード5177参照)。