[1] 大半の学者は、この「魂」をジブリール*と解釈している。ジブリール*がここで「魂」と呼ばれているのは、彼と、彼による啓示の伝達によって、宗教が息吹(いぶ)く からだとされる。また、それが「われら*」というアッラー*の修飾を受けているのは、カァバ神殿*が「アッラー*の館」と呼ばれるように、ジブリール*への栄誉を表しているためとされる(アル=アルースィー16:75参照)。
[1] この「御徴」とは、アッラー*の御力を示す証拠のこと。アッラー*は、人間を多様な形で創造された。アーダム*は男性も女性も介さず、ハウワーゥ*は女性を介さず、イーサー*は男性を介さず、そしてそれ以外の人間は皆、男性と女性を介してお創りになったのである(イブン・カスィール5:220参照)。