[1] その財産を、彼の福利のために用いること(前掲書149頁参照)。 [2] ここでの「成熟」とは、分別を備えた状態でありつつ、成人*すること(前掲書、同頁参照)。 [3] 「升」という訳をあてた語「カイル」も、「秤」という訳をあてた「ワズン」も、いずれも計量そのもの、あるいはそれに用いる器具のこと。但し前者が容積によるものであるのに対し、後者は重量によるものである(クウェイト法学大全35:177)。 [4] 公正さと正確さの追求に努力すれば、そこに多少の誤差が生じても問題はない。あるいは、やせ我慢をしてまで自分の権利を譲歩したり、他人に多めに与えたりする必要もない(ムヤッサル149頁参照)。 [5] 情報の伝達、証言、判決、執り成しにおいて、公正を貫くこと(ムヤッサル149頁参照)。 [6] 「アッラー*との契約」については、雌牛章27の訳注を参照。
[1] ある時、預言者*は(地面に)一本の線を引き、こう仰(おっしゃ)った。「これがアッラー*の道である」。それからその左右に複数の線を引き、こう仰った。「これが分裂した道である。その各々には、そこへと招くシャイターン*がいるのだ」。それから、このアーヤ*をお読みになったという(アフマド4142参照)。