[1] アル=クルトゥビー*によれば、大半の解釈学者は「マンヌ」を、「空から降ってくる、雫(しずく)状の甘い固形物」とするが、その他アラビアガム、蜜(みつ)、甘い飲み物、薄いパン、などといった解釈がある。また、もっと一般的な解釈として、「アッラー*がそのしもべたちに、労力や栽培なども要さずにお恵みになったものの総称」というものもある(1:406参照)。また「ウズラ」は、ウズラそのものではなく、ウズラに類似した鳥類のこととされる(ムヤッサル8頁参照)。 [2] 解釈学者たちによれば、これは食卓章21‐26で描かれている出来事の後、彼らがエジプトとシャーム地方(現在のシリア、パレスチナ周辺地域)の間で、四十年間彷徨(さまよ)った時の出来事とされる(アル=クルトゥビー1:406参照)。