[1] 風によって水が運ばれ、それが雲となって雨を降らす様が、風による雲の授粉に譬(たと)えられている。また風には木々の花粉を運び、授粉を促す役割もある(前掲書、同頁参照)。 [2] アーヤ*21の訳注も参照。
[1] 「変質した(マスヌーン)」の解釈には「湿り気があり悪臭のする」「撒(ま)かれた」「形づくられた」といった別説もある(前掲書10:21-31参照)。 [2] クルアーン*の中では、アーダム*は「土」「泥土」「変質した黒土」「乾いた土」という、異なる性質の土から創造されたと言及されている。多くの解釈学者によれば、土が固まって泥土となり、それから時間が経って悪臭を放つ変質した黒土となり、それから乾いた土となる、という段階を経て、アーダム*が創られたのだとされる(前掲書10:21参照)。
[1] 同様の情景を描写するアーヤ*として、雌牛章34-39、高壁章11-25、夜の旅章61-65、ター・ハー章116-123、サード章71以降も参照。 [2] アーヤ*26の訳注も参照。
[1] この「魂」とは、霊妙(霊妙)な物質のこと。アッラー*はこの物質と共に、肉体に生を宿らせられる。尚「魂」が「わが」という、アッラー*の修飾を受けているのは、「アッラー*の雌ラクダ(預言者*サーリフ*の奇跡)」「アッラー*の館(カァバ神殿*)」などと同様、特別な栄誉を表しているためとされる(アル=クルトゥビー10:24参照)。 [2] このサジダ*については、雌牛章34の訳注を参照。