[1] マドゥヤン*方面から、エジプトへと向かう旅行者たちであったという(アル=バガウィー2:481参照)。 [2] アーヤ*31の伝承にもある通り、ユースフ*は絶世の美男子だった(アル=クルトゥビー9:153参照)。 [3] 「商品」とは、奴隷*としての商品のこと。水汲みの者とその仲間たちは自分たちの分け前が減らぬよう、商人である他の旅行者たちに対し、ユースフ*のことは水の所有者から共同で買ったものだ、と主張したのだとされる(アッ=タバリー6:4484参照)。また一説には、ここでの「彼ら」はユースフ*の兄たちのこと。彼らは旅行者たちのもとにユースフ*を見つけ、「これは私たちのもとから逃げた奴隷*である」と主張し、売り払ったのだという(アル=バガウィー2:481参照)。