[1] 「真の呼びかけ」とは、シャハーダ*のこととされる。祈願のために呼ばれるべき存在は、アッラー*のみである(ムヤッサル251頁参照)。 [2] つまり、その祈願は叶えられない。ほかにも、これが「空想の水に手を伸ばす者」「水を両手で掴(つか)もうとするが、掴めない者」の様子である、といった説がある(アル=クルトゥビー9:301参照)。
[1] ある種の学者によれば、このアーヤ*の意味は、「信仰者と天使*は、文字通りの崇拝*行為としてのサジダ*をするが、偽信者*は嫌々サジダ*する」。偽(にせ)信者*以外の不信仰者*については、巡礼*章18によって、『全ての人』がサジダ*するわけではないことが説明されている。また一説には、ここでの「サジダ*」は文字通りの崇拝*行為の一形式ではなく、「服従」という意味のサジダ*。というのも不信仰者*もまた、アッラー*のご意見から逃れられず、かれに物理的に服従しているのが現状だからである(アッ=シャンキーティー2:237-239参照)。イムラーン家章83とその訳注、蜜蜂章48-49、夜の旅章44、巡礼*章18とその訳注、御光章41とその訳注も参照。 [2] 「影のサジダ*」については、「アッラー*のご意思に沿って、その傾きが変化すること」「サジダする者たちの影」といった説がある。蜜蜂章48も参照(アル=クルトゥビー9:302参照)。
[1] 信仰者と不信仰者*のたとえ。真理を見ようとせず、それを信じもしないことから、このようにたとえられている(ムヤッサル251,252頁参照)。雌牛章7,18、家畜章50、フード*章20、24と各訳注も参照。 [2] これも、不信仰と信仰のたとえ(前掲書251頁参照)。雌牛章257「闇から光」の訳注も参照。
[1] 装飾品加工のための金銀や、種々の道具を鋳造(ちゅうぞう)するための銅などの金属のこと(前掲書、同頁参照)。
[1] この「最善のもの」とは、天国のこと(ムヤッサル251頁参照)。