[1] 「最初の集合」とは、ナディール族が集合させられ、最初の追放を強(し)いられた 出来事のこと(ムヤッサル545頁参照)。詳しくは、頻出名・用語解説「ナディール族との戦い*」を参照。一方、二番目の「集合」については、「アラビア半島からシャーム地方(現在のパレスチナ、シリア周辺地域)へと、彼らをまとめて追放したこと」「復活の日*、大火が人々を東から西へと集めつつ追いやること」といった解釈がある(アル=バガウィー5:53参照)。 [2] この意味には、「追放される際、家屋を壊して木材などを運んで持って行き、残りの部分はムスリム*によって壊された」「追放の後、ムスリム*たちによって利用されないよう、自分たちの手で家屋を壊した」「ムスリム*たちは戦いの場を拡大すべく、彼らの住居を壊していったが、彼らは住居の後方に穴を開けては別の住居へと移動し、転々としていった」などの解釈がある(アル=バガウィー5:53参照)。